伝説の8ビットホビーパソコン、コモドール64の復刻版「THE C64 MINI」購入レビュー

DEMOSCENE,GAMING,機材

皆さんはコモドール64(Commodore 64)というコンピューターを知っていますか?

日本ではMSXやX68000などによってあまり名前を聞くことはありませんでしたが、欧州を中心に1980年代で大ヒットしたコンピューターです。

累計販売台数は驚異の約1700万台とされており、単一の機種としては世界でもっとも販売台数の多いコンピューターとなっています。この記録は2020年現在も破られていません。

またコモドール64はデモシーン文化の起源となったコンピューターでもあり、現在でもコモドール64向けの作品を作る人が存在します。

今回はこの伝説的な8ビットホビーパソコン、コモドール64の復刻&ミニ版である「THE C64 MINI」(日本未発売)を手に入れたのでレビューをしたいと思います。

 

 

買ったもの & 開封

これが届いたThe C64 Miniです。

 

THE C64 MINI コモドール64 ミニ 北米版

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購入したのは北米版で、購入時の価格は6,200円でした。(2020年2月16日時点)思ったより安かった。

北米版と欧州版で映像出力の違い(PAL:50HzとNTSC:60Hz)や内蔵されているゲームが違ったりします。
(北米版はNTSCで日本もNTSCなので日本で使うなら北米版が良いです)

 

外箱には内蔵のゲームリストや同梱品、The C64 Miniの仕様などが記載されています。

 

外箱を開けると内箱が出てきます。(この箱かっこよくて好き)

 

内箱を開けると本体とジョイスティックが見えます。

 

横幅は約20cmほどとかなり小さいことがわかります。

 

実際に取り出すとこんな感じ。

 

いつもの350mlコーラ缶と比較するととても小さいことがわかりますね。

 

横にはUSBポート2つと電源ボタン

 

奥側には電源供給用のmicroUSBポートとHDMIポートがあります。

 

反対側の横には何もないです。

 

裏面は特に何もないです。

 

キーボードはダミーのため実際にタイピングはできないです。

 

付属のジョイスティックです。本体よりでかい。

 

USBでThe C64 Miniと接続します。ジョイスティックは8ボタン+スティック一個でした。

 

これが中身全てです。

  • The C64 Mini本体 x 1
  • ジョイスティック x 1
  • HDMIケーブル x 1
  • microUSBケーブル x 1
  • 取扱説明書
  • なんかのビラ

USBのACアダプターは付属していないので別で購入する必要があります。

 

 

周辺機器の接続 & 起動

ジョイスティックとキーボードをUSBで接続し、HDMIで画面と接続した後電源のUSBケーブルを接続します。
(キーボードは必須ではないので繋がなくてもOKです。てかほとんど使わない)

 

電源を接続すると自動的に電源が入り、右上の電源ランプが赤く光ります。

 

起動すると最初に言語選択画面が表示されます。

自分はEnglishを選択しました。(日本語はもちろんない)

(注意:キーボード操作はできないです。ジョイスティックで操作する必要があります)

 

言語選択後、メインメニューが表示されます。

 

 

ディスプレイ設定について

メインメニューのディスプレイ設定からピクセルをどのように扱うかといった設定を変更することができます。

設定は以下の6種類です。

  • ピクセルパーフェクト
  • 欧州 4:3
  • 北米 4:3
  • ピクセルパーフェクト + ブラウン管エフェクト
  • 欧州 4:3 + ブラウン管エフェクト
  • 北米 4:3 + ブラウン管エフェクト

 

 

実際にゲームをプレイしたり、C64のBASICを触ってみたり

C64 BASIC

実際のC64を起動すると表示されるBASICの画面です。

The C64 MiniもUSBメモリなどを利用することでこのBASICから任意のプログラムを起動したりできるそうです。
(別記事でUSBメモリからデモをロードしたりするやり方を紹介予定)

 

BASICなどのアプリケーションを動かしてる時には外部キーボードが動作します。

とりあえず、やることもないのでHello Worldを書きました。

 

とりあえず動作しますね。

 

Spindizzyをプレイ!

C64の中で個人的に一番好きなゲームがこのSpindizzyです。

 

プレイヤーは駒(?)を操作してマップに散らばっているクリスタルを集めるのですが、隣接するマップは表示されていないので実際に移動するまで何があるかわからないドキドキ感なども面白いです。

 

気を抜くとすぐ場外に落っこちてしまうので気は抜けないです。

ただすごく面白いw

 

YouTubeにプレイ動画もあるので気になった人はぜひ見てみてください。

 

その他

他にもバイクのレースゲームや

 

The C64のメガデモ風なクレジットなどもありました。

 

 

終わり

この記事はここで終わりますが、The C64 Mini、控えめにいって最高です。

そもそもゲームをプレイしなくてもオブジェとしてもすごく良いですし、デモシーナーなら一家に一台はあったほうが良いおもちゃだと思いました。

興味を持った方はぜひ買ってみてください!

近日中にこのThe C64 Miniでデモ作品を動かす方法などを解説したいと思います。

ではでは

 

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