Wineを使ってWindows版SteamをMac/Linuxで動かす

2019年8月22日Linux,Mac,TECHNOLOGY,Wine

前回の記事でWineをインストールしMacやLinuxでWindowsアプリケーション(.exe)を動かす方法を紹介しました。

今回はWineを使ってWindows版のSteamをインストールし、Windowsでしか出ていないゲームを起動する方法について紹介します。

 

 

Steamのダウンロード & インストール

はじめに、Steamの公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
この際Windows版のインストーラーをダウンロードするようにしてください。

 

ダウンロード完了後、ダウンロードした「SteamSetup.exe」と同じ場所で以下のコマンドを実行します

$ wine SteamSetup.exe

 

インストーラーの画面が表示されたら画面の指示に従ってインストールします。
(日本語は文字化けして利用できないと思います。日本語の文字化け対策は別途記事にすると思います)

 

インストールが完了しSteamの更新が完了したら、ログイン画面が出るのでログインします。

※インストール終了後にSteamを自動起動にチェックを入れずにインストーラーを終了した場合以下のコマンドでSteamを起動できます。

wine ~/.wine/drive_c/Program Files (x86)/Steam/Steam.exe

 

無事起動できました。

(画面が一部切れてしまうのは仕方ない…)

 

 

WineでインストールしたSteamの起動方法

64ビット環境の場合は以下のコマンドでSteamを起動できます。

wine ~/.wine/drive_c/Program Files (x86)/Steam/Steam.exe

そのままインストールされたSteamを直で叩いているだけです。

 

 

Windows専用ゲームをインストール & 動かしてみる

Far Cry

まずは古めのゲームとして初代のFar Cryをインストールしてプレイしてみます

インストールは普段通りインストールすればokで、起動も同様です。

 

無事起動することができました。

 

動作はスムーズで普通にプレイできました。

 

Duck Game

Duck Gameも試してみましたが、こちらはエラーが出て起動できませんでした。

wine公式の互換性確認をappdbコマンドで行ってみたところ… ($ appdb duck game)

 

互換性のレーティングはGarbage(ゴミ)とのことでした。(かなしみ)

 

Far Cry 3

続いて比較的新しめなゲームとしてFar Cry 3を動かしてみようとしましたが、こちらもエラーによって起動できませんでした。

 

appdbを確認するとgoldやsilverというレーティングですが、自分の環境では動かなかったです。

結構相性問題は多いと思います。

 

超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1

最後にWindows限定でリリースされているこちらのゲームも試してみました。

 

動作自体は特に問題なく、動作させることができました。

 

 

終わりに

今回の記事ではWineでWindows版のSteamを動かし、Steam内のWindows用ゲームをMacやLinuxで動かす方法について解説しました。

今度時間があるときにでも、日本語のアプリケーションを動かす方法なども紹介したいと思います。

ではでは