Dockerを使って建てたJenkinsをバージョンアップしたりする

2019年5月6日OTHER

以前の記事でDockerを使用してJenkinsサーバーを構築しました。今回はそのJenkinsサーバーのバージョンアップやバージョンの復元(ロールバック)などを行う手法を解説します。

(思っている以上に簡単です。)

 

 

前提条件

以前の記事でJenkinsサーバーが構築できている必要があります。
(-vオプションでホストマシンにデータが格納されている必要があります)

 

 

とりあえず、最新版のJenkinsにバージョンアップをしてみる

最新版JenkinsのDockerイメージをpullします。

$ docker pull jenkins/jenkins:latest

 

docker psを実行し、jenkinsのコンテナがすでに動いている場合はdocker stopでコンテナを停止します。

$ docker stop jenkins

 

最新版のJenkinsイメージをjenkins_latestと言う名前でdocker runします。

$ docker run -d -p 8080:8080 -p 50000:50000 -v /var/jenkins_docker_data:/var/jenkins_home --name jenkins_latest --restart=always jenkins/jenkins:latest

 

無事に起動できました。

バージョンは2.175でした。

 

 

前のバージョンにロールバックする

バージョンを最新にして2.175になったのはわかりましたが、LTS版のバージョンを確認し忘れていました。

試しに前に使っていたLTS版にロールバックしたいと思います。

 

まず先ほど立ち上げた最新版のコンテナを停止します。

$ docker stop jenkins_latest

 

次にLTS版のコンテナをdocker startで開始します

$ docker start jenkins

 

これだけです!

もしもLTS版のコンテナを削除してしまっていた場合は再びdocker runすればOKです。

LTS版のバージョンは2.164.2でした。

 

 

まとめ

DockerイメージのJenkinsはユーザーのデータベースや設定、プラグインなどを全てコンテナ内の/var/jenkins_homeに格納するため、-vオプションを使用してホストにファイルを格納することで、バージョンの切り替えなどが非常に簡単になります。

皆さんもぜひ、DockerでJenkinsサーバー建ててみてはいかが?

 

コンテナ・ベース・オーケストレーション Docker/Kubernetesで作るクラウド時代のシステム基盤

コンテナ・ベース・オーケストレーション Docker/Kubernetesで作るクラウド時代のシステム基盤

橋本 直哉, 須江 信洋, 前佛 雅人, 境川 章一郎, 佐藤 聖規, 山田 修司, 青山 尚暉, 市川 豊, 平岡 大祐, 福田 潔, 矢野 哲朗
4,000円(03/28 14:15時点)
発売日: 2018/03/15
Amazonの情報を掲載しています
Docker/Kubernetes 実践コンテナ開発入門

Docker/Kubernetes 実践コンテナ開発入門

山田 明憲
3,718円(03/28 14:15時点)
Amazonの情報を掲載しています
[改訂第3版]Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)

[改訂第3版]Jenkins実践入門 ――ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)

佐藤 聖規, 和田 貴久, 新井 雄介, 米沢 弘樹, 山岸 啓, 岩成 祐樹
3,278円(03/29 01:34時点)
Amazonの情報を掲載しています
Jenkins

Jenkins

John Ferguson Smart
3,960円(03/28 14:15時点)
Amazonの情報を掲載しています

OTHER

Posted by FL1NE