Webの最新機能をいち早く使えるオープンソースWebブラウザー「Chromium」のバイナリを手っ取り早く手に入れる

2019年2月12日TECHNOLOGY,Webブラウザー,Web系

Google ChromeのベースとなっているWebブラウザーとしてChromiumというオープンソースのWebブラウザーがあります。

今回はソースからビルドすることなく、公式が出しているプリコンパイル済みのバイナリを入手する方法を書きます。

 

 

忙しくてヤバイ人向けの結論

ここからダウンロードできる。
(このリンクからダウンロードできるバイナリが不安な方は残りの記事を読んでください)

 

 

残りの記事

Google ChromeとChromiumの違いとしては

  • Flash Playerの同梱
  • Googleの名称とそのブランドロゴ
  • 自動アップデート機能 (Google Update)
  • Googleへの利用状況やクラッシュレポート送信機能
  • RLZトラッキングの送信機能
  • サンドボックス機能の常時有効化
  • Chrome Web Storeを経由したエクステンション限定

などがあります。 (上記機能群はGoogle Chromeにのみ同梱されている)

また、最新の機能はChromeに入る前にChromiumでテストされるそうです。

 

Chromiumの公式サイトはThe Chromium Projectsというところなのですが、パッと見だとソースコードのダウンロード方法はわかるのですが、プリコンパイル済みバイナリのダウンロード先が見当たりません。

簡易的な作りであるThe Chromium Projects

やっぱり、ソースからビルドしないといけないように見えますが、右側のGetting Involvedを開くと…

Help with Testingの下に

ありました。latest trunk build of Chromiumと書かれたリンクから最新のChromiumのビルド済みバイナリが手に入りそうです。

 

latest trunk build of Chromiumをクリックします。

すると、https://download-chromium.appspot.comから最新ビルドがダウンロードできると書かれています。

 

https://download-chromium.appspot.comに移動してみると上の画像のようなサイトに接続されます。「download chromium」をクリックすることで現在のOS向けのChromiumがダウンロードできます。

他のプラットフォームに関してはサイトの下の方にダウンロードリンクがあるのでそちらからダウンロードできます。

 

自分も初めてこのChromiumダウンロード用のサイトに接続した時、「ドメインがgoogleじゃないし怪しい…」と思っていましたが、whoisなどでappspot.comをひいてみると、ちゃんとGoogleによって運営・管理されているドメインでした。

 

以上、今回はChromiumのビルド済バイナリのダウンロードについてでした。

 

気が向いたらビルドの仕方も書くかもです。

 

ではでは

 

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